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「カフェ花見」で深谷の名物グルメ・カレー焼きそば&ふっかちゃんラテを味わう

深谷駅北口から徒歩5分の「カフェ花見」は、昔ながらの洋食メニューと丁寧に淹れたサイフォンコーヒーを楽しめるカフェです。深谷の魅力を詰め込んだご当地グルメをいただいてきました。

深谷の地で約50年。サイフォン式コーヒーに癒されるひととき

ふかや花園プレミアム・アウトレットから車で約20分。深谷駅からのアクセスも便利な「カフェ花見」は、常連のお客様に愛されつつ、土日には観光客も多く訪れる人気店です。

「私の両親が『パーラー花見』という喫茶店を始めたのが、約50年前。2008年に今の場所へ移るとき、『カフェ花見』に店名を変えました。『花見』という店名には、祖父母がやっていた『花見せんべい』という菓子屋の名前を残しているんです」

そう話すのは、現オーナーの岡村さんです。

店内はほっと落ち着ける、ナチュラルな雰囲気。つい長居したくなってしまいそうです。カウンターの向こう側では、マスターがコーヒーを淹れています。

「父が店をやっていたときから、コーヒーはずっとサイフォン式。ちょっと手間はかかるんですが、このあたりではサイフォンコーヒーのお店が少ないので、ずっと続けています」と岡村さん。一杯ずつ丁寧に淹れられたコーヒーは、素敵な時間を届けてくれそうです。

深谷名物「カレー焼きそば」はボリューム満点!

ご両親の代では、カレーライス、ナポリタン、サンドウィッチなど、昔ながらの喫茶店メニューが人気だったという「カフェ花見」。岡村さんがお店を引き継いだとき、女性人気を意識した洋風のメニューを増やしたことにより、お客様の幅が広がったといいます。

なかでも観光客に人気なのが、深谷のご当地グルメを「カフェ花見」らしく仕上げた「深谷ねぎたっぷりカレー焼きそば」(880円)です。

「うちの場合は、ボリュームがあるオムライスの卵が人気だったので、自家製カレールーをかけたソース焼きそばの上に卵を乗せました。深谷ねぎもたっぷり乗せています」とのこと。ふわふわの卵と焼きそば、コクのあるカレールーが絶妙に組み合わさり、深谷ねぎのほんのりとした辛みが全体の味を引き締めています。

焼きそばとも相性抜群のまろやかなカレールーは、岡村さんの祖母から母へ、母から岡村さんへと、三代にわたって作り方を引き継いだものだそう。「すりおろした野菜をたっぷり入れて、半日ほど煮込んで作ります。一番手間がかかっているメニューかもしれません」と岡村さんは話します。

もうひとつの名物は「ふっかちゃんカフェオレ」(650円)。深谷の人気キャラクター・ふっかちゃんのアートをトッピングしたかわいらしいドリンクです。お子様にはほんのり甘い「ふっかちゃんミルク」(500円)が人気なのだそう。他にも、深谷出身の偉人、近代日本経済の父と言われる渋沢栄一が描かれた「渋沢栄一カフェオレ」もあります。

末永く、お店の味を残していきたい

今後の展望について伺うと、「大きなお店ではないので、大きく盛り上げるというよりは、ひっそり続けていきたいですね。お店の味を残しつつ、末永くゆっくりやっていきたいと思っています」と笑顔を見せる岡村さん。地元のお客様とともに歩んできた「カフェ花見」が愛される理由を感じ取れました。

地元に根付き、常連さんに愛されながら、深谷を訪れる人たちも優しくもてなしてくれる「カフェ花見」。深谷名物とともに素敵な時間が過ごせるお店でした。

※営業時間や定休日、金額などの掲載情報は変更になる場合がございます。あらかじめ各店舗・施設に確認の上、おでかけください。

■取材日:2025/9/2 ■取材・執筆:瀧川美里 ■写真:及川誠

INFORMATION

カフェ花見

■所在地:埼玉県深谷市仲町2-7
■電話番号:048-571-0528
■営業時間:10:00~20:00(L.O. 19:30)
■定休日:水曜日、第3木曜日
■Instagram:https://www.instagram.com/cafe_hanami/

※営業時間や定休日、金額などの掲載情報は変更になる場合がございます。あらかじめ各店舗・施設に確認の上、おでかけください。

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肥沃な土地とお日様のチカラに恵まれ、全国有数の野菜・農業のまちとして知られる、ここ埼玉県深谷市。ベジタブルテーマパーク フカヤは、『関東の台所』とも呼ばれるこのまち全体を「野菜が楽しめるテーマパーク」に見立て、何度でも訪れたくなる観光地となることを目指しています。

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