高級感のある雰囲気の店内で、非日常的な本格中華料理を

「叉焼春（チャーシューメイ）」はふかや花園プレミアム・アウトレットのBRICK FIELDエリア内、P3駐車場沿いにお店を構えます。

店舗左側に販売ストア、その奥に叉焼を製造する「アトリエ」と呼ばれる工場があります。名物の叉焼作りの肝となる、５台の大きな円筒型チャーシュー窯は迫力満点。製造の様子を間近で見ることができるので、ちょっとした工場見学の気分を楽しめそうです。

店舗右側は、できたての叉焼をはじめとする中華料理がいただけるレストランになっています。黒を基調としたシックな店内ではきらびやかな照明が高級感を演出し、落ち着いた雰囲気でゆったりとした時間を過ごすことができます。テラス席ならペット同伴でお食事を楽しめます。

お店を紹介してくれたのは、店長の東谷さん。

「中華料理の中でも特に“叉焼”へスポットを当て、さらには工場が併設された運営スタイルは、叉焼春の大きな特徴です。工場見学やおいしいお料理を通して、お客様には非日常的な体験をしていただきたいと考えています。ゆくゆくは深谷市の野菜やフルーツを取り入れた新メニューを開発したり、工場という機能を活かして地域と協力して商品を製造したり、深谷市に根付いたお店にしていきたいです。」

リーズナブルなランチセット＆テイクアウトメニュー

ランチタイムには全６種類のランチセット（各1,650円）を用意。トロ叉焼をふんだんに使った「豚骨醤油 叉焼麺セット」や、中国・四川州の辛さを再現した「叉焼四川担々麺セット」など、本格中華をお手頃価格で味わえます。

「豚骨醤油 叉焼麺」（単品1,430円）は、大人気商品のトロ叉焼で一面が覆われた贅沢なチャーシュー麺。スープは豚骨醤油ベースでお子様でも食べやすく、キッズ用のミニサイズ（750円）もご用意しています。この「豚骨醤油 叉焼麺」に小籠包（4個）、ザーサイ、アイスジャスミン茶がついたお得なランチセット（1,650円）も選べます。

テイクアウト商品も充実。お買い物中の休憩に、できたてを片手で食べられるのがうれしいポイントです。 おすすめは「チャーシューバオ」（400円）。とろけるほど柔らかいトロ叉焼と、肉の旨味が感じられる赤身叉焼をミックスさせて、甘だれに絡めた餡は絶品です。

一つずつ手作業で作られる、こだわりの叉焼

通常の工場見学はガラス越しですが、今回は特別に工場内部をご案内いただきました。店舗や公式オンラインストアで販売されている商品の全てが、この深谷工場で製造されています。

今回見学させていただいたのはトロ叉焼の製造。叉焼は独自のタレで漬け込みを重ねながら、円筒型チャーシュー窯で吊るし焼きにします。味の決め手となるタレは、中国の職人さんが考案した伝統のレシピを守り続けているそうです。

叉焼のカッティングはなんと全て手作業で行われていました。「当初はカッティングの機械化も考えたのですが、叉焼が口の中でとろけるほど柔らかいので、人力でしか対応ができなかったんです」と東谷さん。叉焼春の深いこだわりが伺えました。

トロ叉焼に加えて絶大な人気を誇るのが、冷凍販売されている「海老焼売」（1,566円）です。海老ワンタン同様に、つなぎを使わず海老100％で作られているため、ぷりぷりとした食感が楽しめます。保冷バック（200円）の販売もあるため持ち運びも安心。日本全国への配送にも対応しています。

レストランで堪能したお気に入りの一品を直売所で購入できるのは、工場併設の「叉焼春」ならでは。お店でもご自宅でも、こだわりの本格中華を味わってみませんか。

■取材日：2025/5/16　■取材・執筆：池田光咲　■写真：中山博敬・及川誠