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やさいびと

『深谷ねぎと言ったらここ!』と言われるための努力を惜しまない【葱やけんもち 剱持哲信さん】

代々続くねぎ農家の次男として生まれた剱持哲信さん。若い頃は全く農業には興味がなく、進んだ道は自動車専門学校。一度建設機械の会社に就職しましたが、今では深谷ねぎの栽培に情熱を燃やす生産者になりました。今回はそんな剱持さんに、ふかやさいアンバサダーの福島がお話を伺いました。


専門学校を卒業後、3年ほど建設機械の会社で働いたのち、深谷に戻ってきた折に、お友達の紹介である八百屋に就職しました。主な業務は副工場長として作業全体の管理。その中で一番大変だったことは従業員の管理と仕事の調整スケジュールを立てること。また冬にはみかんのパッケージの仕事が主になり12月が忙しさのピーク。毎日寝る間も無いほどの忙しさだったそうです。

その時は実家のねぎ農家を継いでいるわけではありませんでしたが、当時から地元の市場へは出入りをしていたため、剱持さんのねぎを知っている人が多く、またねぎの味を知っている市場の人たちから「剱持のねぎは良いねぎだよね。」と褒められることが多く誇らしく思っていたそうです。


八百屋でお世話になること7年。多くの方々とコミュニケーションをとる中で、だんだんと農業を継ごうという思いが強くなり、就農することを決心しました。

父親に相談すると、「自分で選んだことだから」と返され、「就農することは父親にとって迷惑ではないようだった。」と劒持さんは思ったそうです。


2015年、ここから剱持さん農業生活が始まります。最初の頃は、まったくねぎの生産が分からないので、多くの知識を得たいと考え、多くの生産者に出向き学んでいきました。

また経営塾にも参加し、事業計画書なども作成。若手野菜塾にも加入して肥料のことや熱中症対策などの勉強会にも参加していきました。剱持さん曰く「ここに農薬をまく必要があるのかどうなのかと自分で理解し納得して進めていく。日々無駄をなくすことが大切。」と話してくださいました。


剱持さんが生産する深谷ねぎの栽培は、6月下旬から始まります。新戒地区の土壌は粘土質のため、必ず畑が乾いた状態で定植しないと土が固まってしまい、生育に影響が出てしまうそうです。

畑に雨が降り土が濡れてしまうと3~4日ほど土が乾くまでに必要なため定植に時間がかかってしまい、先の作業に影響するそうです。収穫は10月下旬からスタート。ほぼゴールデンウィークごろまで収穫作業が続きます。年末が一番のピークです。ねぎ以外は、キャベツやブロッコリーを育て緑肥を活用しているそうです。


「作物を育てるうえで病害をなくし、よりよい作物を作るため連作は避けたい。そうなると今の作付けの三倍の土地は欲しい。そうすることで2年畑の間隔をあけて栽培することができる。連作によるリスクを減らすことで経営を向上させたい」と剱持さんは話します。日々ねぎについて考えを深めている姿に感銘を受けました。


お話を伺った剱持さんの作業場は、多趣味な剱持さんをあらわしているおしゃれなお部屋です。こちらでこれからの展望を語っていただきました。

見せていただいた事業計画書には、農地面積増加・HP作成・従業員増加。プライベートでは、キャンプスタート・海外旅行など。

また、収穫時期が終了したときは、多くの方に声をかけ、農場に来てもらい、収穫したねぎなどを使ってバーベキュー大会を開催したいとも考えているそうです。

関わる方とコミュニケーションをとりながら「もっと売り上げを伸ばしていきたい。そのためには知名度アップ。そしてなんといっても『ねぎと言えば葱やけんもち』と言われるぐらいまでになりたい。」とにこやかな表情でお話していただきました。2021年度からは経営も剱持さんが譲り受けたそうです。これからの「葱やけんもち」はまた新たなチャレンジを重ねつつ様々なことができる場として広がっていくのではないでしょうか。これからが楽しみです。

おまけ

剱持さんのねぎで「ふわふわ卵のごろごろねぎスープ」を作ってみました。

材料(2人分)

ねぎ          1本

ベーコン        1枚

卵           1個(片栗粉小さじ1を加え溶きほぐしておく)

水           400ml

ケチャップ       大さじ1

コンソメ        小さじ1

塩・胡椒        少々

作り方

(1)ねぎは、2センチの小口切り。ベーコンは幅1センチに切っておく。

(2)鍋に水とねぎを入れて沸騰したらベーコンを加える。

(3)ケチャップ・コンソメ・塩・胡椒で味をととのえ、沸騰した中に卵液を注ぎ入れたら出来上がり。

太いねぎですが、煮込めば煮込むほどやわらかくなり甘さが増していきます、炒めても揚げてもレンチンでもどんなお料理も作ってみたくなるねぎです。ぜひ作ってみてください。

 

取材・執筆:ふかやさいアンバサダー 福島玲子さん

PROFILE

葱やけんもち 剱持哲信さん

住所:366-0019 埼玉県深谷市新戒1401

TEL:090-1698-9194

ホームページhttps://negiya-kenmochi.com/

 買える場所

葱やけんもちさんの購入サイト https://negiyakenmo.thebase.in/
またはHPよりオンラインショップにて購入することができます。

味わえる場所

・焼肉かとう
住所:埼玉県深谷市西島町3-15-7
電話:048-575-0029

・割烹楓
住所:埼玉県深谷市大塚334
電話:048-578-3260
ホームページhttps://www.kappo-kaede.jp/?utm_source=google&utm_medium=map&utm_campaign=google_map

野菜の楽しさに
何度も訪れたくなるまちへ。

肥沃な土地とお日様のチカラに恵まれ、全国有数の野菜・農業のまちとして知られる、ここ埼玉県深谷市。ベジタブルテーマパーク フカヤは、『関東の台所』とも呼ばれるこのまち全体を「野菜が楽しめるテーマパーク」に見立て、何度でも訪れたくなる観光地となることを目指しています。

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