深谷の新鮮野菜を扱い、生産者さんに寄り添いお客様の注文にも答える「とんとん市場」
今回は、深谷の新鮮野菜を扱う「とんとん市場」を、ふかやさいアンバサダーの福島がご紹介します。
JR深谷駅から車で6分ほど。やってきたのは「とんとん市場」です。
こちらでは深谷の生産者さんが育てた鮮度の良い野菜を販売しています。少量多品目を栽培している生産者さんがとんとん市場からの細かい注文に応じ、お客様からのご要望に応えている「とんとん市場」。2021年5月で10周年を迎えました。いまでこそ野菜を多品目集め販売していますが、はじめの頃は多くの野菜を揃えるのに苦労されたそうです。
明るい店内では野菜や加工品、渋沢栄一グッズなどを販売しています。お店で働くパートの方々が、お店の野菜を自宅で実際にお料理して味を見て、お客様に野菜のことなどアドバイスもしてくださいます。店員さん自ら実際に味わった体験などを交えて接客をすることで、お客様も安心して目新しい野菜も購入し料理に使うことができ、とても喜ばれるそうです。またポップにてそれぞれの野菜の説明も分かりやすく表示してあります。最近はSNSを使いInstagramやTwitterなどにアップすることで、集客にもつながっているそうです。
約300名以上の生産者の商品を取り扱い!
店長の大澤さんにお話を伺ってみました。
まず気になったのはお店の名前の由来。どうやら2つほど説があるようです。
1つは、運営元の小池勝次郎商店の社長のお母様のお名前が「トミ子」で、「とんちゃん」と呼ばれていたのでその名前をとって名付けたと言う説。もう一つが、深谷の野菜を多くの方に知ってもらうために、第一に考えたのが「生産者さんの利益とお客様に喜んでいただくこと」。生産者さんとお客様に満足できるお店を目指して、利益は「とんとん」で良いというところから名前が付いたと言う説があるそうです。
とんとん市場では、品質の良いものを扱うように心がけています。時にはスーパーでは手に入らないような、珍しい野菜が手に入ることもあります。登録されている生産者さんの数は、季節的に一品出してくださる方や年間を通して出品してくださる方合わせて約300名!たくさんの生産者さんの野菜を取り扱っています。
お店の中を行ったり来たり、隅々まで動き回り様々なことを全てやりこなしている大澤さん。取材の前後もお客様との対応やアイスやお米の販売、レジ打ちとすべてのことに対応していました。大澤さん曰く、「生産者さんには細かい要望を聞いてもらいお客様の希望にお応えする。そしてお客様から『このお店に来ると元気になるのよね!』と言ってくれると嬉しい」ということです。
同じ運営元の「こいけや」では、農業資材の販売などを行っており、そこで生産者さんとつながり、その資材を使って生産したお野菜をとんとん市場で販売しているそうです。このつながりの積み重ねが、今のとんとん市場に結びついているのでしょう。この流れをうまく回していき「これからも生産者さんの支援を続け、お客様にも喜んでもらえるとんとん市場にしていきたい」と話してくれました。
※商品の取り扱いや営業時間等、最新の情報は店舗へ直接お問い合わせください
取材・執筆:ふかやさいアンバサダー 福島 玲子さん
INFORMATION
農家の直売所 とんとん市場深谷店
営業時間
9:00~18:00
定休日
年始(1月1日~1月7日)
住所:
深谷市上野台2540-5
電話:
048-575-1106
HP:
https://tonton-ichiba.com/
駐車場:33台
アクセス:深谷駅から車で6分 深谷アリオから車で7分
野菜の楽しさに
何度も訪れたくなるまちへ。
肥沃な土地とお日様のチカラに恵まれ、全国有数の野菜・農業のまちとして知られる、ここ埼玉県深谷市。ベジタブルテーマパーク フカヤは、『関東の台所』とも呼ばれるこのまち全体を「野菜が楽しめるテーマパーク」に見立て、何度でも訪れたくなる観光地となることを目指しています。
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