
養鶏場直営のたまご専門店「Hanazono TAMAYA」で、新鮮卵とこだわりスイーツをおみやげに
花園インターチェンジから車で10分、ふかや花園プレミアム・アウトレットからは車で4分。「Hanazono TAMAYA」は埼玉県深谷市にある養鶏場です。敷地内にある直売所では、自家配合飼料で大切に育てた鶏の新鮮卵をはじめ、卵のおいしさを引き出した商品が並びます。創業から60年以上の歴史を持つ同店の魅力を取材しました。
緑の屋根が目印!養鶏場併設の直売店

1960年創業の「花園たまや」は、養鶏場に併設する形で2001年に直売所をオープンしました。2019年にリニューアルした店舗は、北海道の牛舎をイメージしたという緑色の屋根が印象的なデザイン。大きな針葉樹のシンボルツリーにはかわいらしいたまごのオーナメントが飾られています。

木目調で統一された店内はすっきりと広く、温かみのある雰囲気です。今回は店舗主任の内田さんに店内をご案内いただきました。
育て方にこだわった新鮮な卵は甘み&旨みがたっぷり!
「Hanazono TAMAYA」のこだわりは、なんといっても卵にあります。
「ひよこの時期の環境や餌が重要なので、生後2日目のひよこから一貫飼育を行っています。また自家配合飼料にこだわっており、毎朝自社で独自にブレンドした出来立ての餌を鶏に与えています。健康に育ってもらうため、季節によって餌の配合を変えることもありますよ」と内田さん。

一番人気の「百花良卵」という卵には、「白卵」と「赤卵」の2種類があります。
白卵を産むのは、全国でも6%ほどしか飼育されていない希少な鶏種「マリア」。ぷりっとした濃厚卵白が特長で、甘みがあるためこだわりの洋菓子店やパティシエの方のお菓子作りに選ばれています。
もうひとつの赤卵はボリスブラウンという鶏種の卵です。一般的な卵と比較して旨味が2倍あり、リピーターも多いのだそう。
おすすめの食べ方を伺うと、「まずは生卵で召し上がっていただきたい」と内田さん。2種類を食べ比べてみて、自分の好みを見つけるのも楽しそうです。

産まれてくる卵の0.1%しかとれない「ふたごたまご」は、その名の通り、黄身が二つの卵。ファミリー層の方に喜ばれています。
他にも、遺伝子組み換えをしていないトウモロコシを飼料に使った「ひまわりたまご」、3Lサイズの「大きなたまご」、卵を産み始めた若鶏の小さなたまごが入った「初産みたまご」など、店内にはさまざまな種類の卵が並びます。
卵を使ったスイーツや深谷のおいしいグルメをお土産に

採れたての卵を使った加工商品やお菓子も多数。大人気の「花たまプリン」(1個300円)には「マリア」が産む白卵が使われており、濃厚な卵の甘みをそのまま楽しめます。砂糖の代わりにデーツ(ナツメヤシ)で甘みを加えた「花たまデーツプリン」(1個330円)もおすすめ。

マリアの卵を使った焼き菓子はお土産にも最適です。中でも人気の「花たまBAUM」(1個180円)は、マリアの卵とバターを贅沢に使ったほんのり甘いバウムクーヘン。しっとりとした舌触りがやみつきになります。
採れたてのこだわり卵をはじめ、「花たまプリン」や「花たまBAUM」などの贅沢なたまごスイーツは、オンラインSHOPでもご購入いただけます。

限定販売の「たまごサンド」は1号と2号の2種類。1号(写真左)はゴロゴロはいった卵にクリームチーズが加わって、濃厚な旨みを味わえるタマゴサンドです。2号(写真右)は香り高いオレガノと甘みのあるマリアのたまごと玉ねぎが絶妙な、ちょっと贅沢なタマゴサンド。数量限定のため、電話や店頭での事前予約がおすすめです。販売日はLINEやSNSでご確認ください。

店内では毎朝届く地場産の新鮮な野菜も販売しています。中には花園たまやで作られる「スーパー堆肥」を使って育てた野菜も。
他にも深谷市ならではのおいしいアイテムを取り揃えており、50 Coffee & Roasteryのコーヒーパックや和ナチュラルテイストのドレッシング、秋池屋のお漬物など人気商品も多数。
「深谷市のおいしい野菜やグルメはどんどん進化しているので、県外からお越しの方にはもちろん、地元の方にも改めてご紹介できるような品揃えにしています。それらと合わせて卵のおいしい食べ方もご提案していけたらいいですね」と内田さんは話します。

創業から60年以上が経ち、親子三世代で「Hanazono TAMAYA」の卵を買いに来るお客様もいるのだそう。直売所の前にコンテナカフェをオープンする企画も進行中とのことで、今後の展開が楽しみです。
旨みたっぷりの新鮮な卵はもちろん、マリアのたまごのスイーツや厳選したたまごのお供など、こだわりの「おいしい食」を楽しめる「Hanazono TAMAYA」。深谷に訪れた際は、ぜひ立ち寄ってみてください。
※営業時間や定休日、金額などの掲載情報は変更になる場合がございます。あらかじめ各店舗・施設に確認の上、おでかけください。
■取材日:2025/8/21 ■取材・執筆:瀧川美里 ■写真:及川誠
INFORMATION
Hanazono TAMAYA
■所在地:埼玉県深谷市荒川2095
■電話番号:048-584-0888
■営業時間:09:00~17:00
卵の自動販売機:24時間営業
■定休日:1月1日
■HP:https://hanazonotamaya.com
※営業時間や定休日、金額などの掲載情報は変更になる場合がございます。あらかじめ店舗・施設に確認の上、おでかけください。
野菜の楽しさに
何度も訪れたくなるまちへ。
肥沃な土地とお日様のチカラに恵まれ、全国有数の野菜・農業のまちとして知られる、ここ埼玉県深谷市。ベジタブルテーマパーク フカヤは、『関東の台所』とも呼ばれるこのまち全体を「野菜が楽しめるテーマパーク」に見立て、何度でも訪れたくなる観光地となることを目指しています。
深谷へのアクセスはこちら